飲み物よく寝る前に何かの飲み物を一杯飲むと、健康や眠りに良いとか、美容に良いなどと聞きます。
これについては、二つの見方ができるのではないかと思っています。どちらが良いということを述べたいわけではありませんが、同じようなことでも見方は多様にあるものだと時々思うものです。
良薬は口に苦し
体に良いと言われるものは、何かと苦かったり、ユニークな味のするものである場合が多いように思います。
薬は苦い方が良く効きそうだというイメージがあり、少々口に合わないものでも、健康に良いと思えば、これがいいのだ、と飲めてしまえるものです。
例え、顔がひきつってしまうような味ではあってもです。
良い物を飲んでいるという思いから、ひょっとしたら本当に効き目が増している可能性もあるのではないでしょうか。(プラシーボ効果)
因みに、余談にはなりますが、世の中には、青汁というものがあります。CMでよく、悪役商会の方が、青汁を飲み干し、「まずい!」と言っている映像があります。
何度もご覧になられた方があると思います。あのCMを見ていると、よっぽど青汁はまずい飲み物なのだと視聴者は想像します。しかし、体には良いんだよな・・・とも同時に思い、購入を決める人も出てくるわけです。
どんなにまずくても買ったのだから頑張って飲み続けるぞ!と、青汁に臨んだ方は数知れないと思います。
しかしながら、実は、青汁はそれほどまずくないのです。この事実を実感的に知った時、「ああ、これくらいなら飲み続けられそうだわ」と感じるのです。
逆に、悪役商会の人がCMの段階で、「結構いけるかも・・・」などと言っていたらこういう感想は出てこないのだと思います。悪役商会の起用など、幾重もの演出がなされたCMであったのです。
どうせなら美味しい物を
一方で、もう一つの見方としては、「どうせ頻繁に飲んだり食べたりしなければいけないのなら、美味しく食べられるものの方が、気分がいい」という場合もあるのではないでしょうか。
良薬は口に苦しとは考え方が異なりますが、この場合でも効き目があるのではないかと感じます。
気分よく食べられる食事や飲み物は、いい感じの余韻を残すのではないでしょうか。
そして、そのままの感じで眠りに入ろうとするわけですから、何やら健康に良さそうに思えて来ます。ここでもプラシーボ効果が働きそうです。
よく考えると、散々お酒を飲んで、満足げに先に眠ってしまった友人などをみたことがあります。